仮想通貨

【仮想通貨】ビットコイン(BTC)とは?特性と今後を解説

【仮想通貨】ビットコイン(BTC)とは?特性と今後を解説

2017年に世界中で注目の集まったビットコイン。

時価総額は、一時的に2400億ドル(約27兆円)に到達し、日本の上場企業で最大の時価総額を誇るトヨタ(約24兆円)を超えるなど、驚異の成長率を遂げました。

ですが、

・世界各国で仮想通貨取引所のハッキング事件

・仮想通貨に対する国の規制

・ビットコインの問題点

などもあり、現在のビットコインの時価総額は、約15兆円ほど(2018年5月20日時点)にまで下がっています。

仮想通貨の基軸通貨であるビットコインが、ここまで下がる事により、「仮想通貨は終わりだ!」と悲観的な声が多くなっているのが現状ですが、「本当に終わったのか?」と疑問・不安に思う方も多いはず。

今回は、そんな仮想通貨の基軸通貨であるビットコインの特性と、今後どうなるのか?を解説しようと思います。

ビットコインとは?

特性

仮想通貨名ビットコイン
通貨単位BTC
用途決済
開始年月日2009年1月
管理者不在
開発元ビットコインコア
システムPoW(segwit)
ブロック作成時間約10分
ブロック最大容量1MB
発行上限数21,000,000 BTC

上記表で、特に重要なのが、

・用途:決済

・管理者:不在

・システム:PoW(segwit)

・ブロック作成時間:約10分

・ブロック最大容量:1MB

になります。順番に解説します。

用途:決済

まず、ビットコインとは仮想通貨と呼ばれる現金とは違う通貨(お金)の事です。少し異なりますが、イメージとしては、電子マネーなどをイメージすると分かり易いかと思います。

ビットコインは、現金の様に実際に目に見える形で存在する訳ではありませんが、通貨である事に違いはありませんので、ビットコインで支払い可能な場所であれば、決済する事が可能です。

実際に手元に形がある訳では無いのに、現金の様に支払いが出来る点は、電子マネーなどに近いのですが、電子マネーとビットコインの違いは、

・電子マネーは法定通貨(¥、$など)

・ビットコインは仮想通貨(BTC)

なので、ビットコインは日本円などとは違い、国が管理していない独立した通貨になります。

余談ですが、ビットコインの生まれた目的は、世界共通で利用出来る通貨を作り、経済活動の円滑化を目指す事です。

管理者:不在

ここで少し振り返るとビットコインは、

・国が管理していない独立した通貨

・世界共通で使用出来るので、経済活動の円滑化を図れる

になりますが、「国・銀行(管理者)が管理していないのに、そんな事本当に実現出来るのか?」と疑問に思う方が居ると思います。

しかし、ビットコインは、これを実現する事が出来る可能性の高い技術に支えられており、仮想通貨(ビットコインなど)が、ここまで注目されているのも、その革新的な技術による影響が大きく関わっています。

その革新的な技術は、ブロックチェーンと呼ばれています。

以下の記事で、ブロックチェーンの基礎を解説しておりますので、ご覧下さい。

ブロックチェーン技術を簡単に解説すると、ブロックチェーンは分散型管理台帳の事で、ビットコインの取引データ(トランザクション)をまとめ、ブロックチェーン(ネットワーク)上に、1つのブロックを生成し保管しています。

そして、ブロックチェーンに参加しているコンピューター(ノード)のマシンパワーを借りて、不特定各所に存在するノードに保管しています。

この様に不特定多数のノードで管理する事で、

・権限が一箇所に集中する事も無くシステム障害にも強い

・世界各地のノードを利用しているので、通貨の縛りが無い

・ノードを利用しているので、低コストで運用出来る

などの効果が見込めます。

 

しかし、不特定多数のノードで管理する事が出来たとしても、「管理者が居ないと不正など出来るのでは?」と疑問に思われる方が居ると思います。

この疑問は、次の項で解決します。

システム:PoW(segwit)

ブロックチェーンは、不特定多数のノードで管理しておりますが、その中には管理者が存在していません。

これでは、どのデータが正しいのか、間違っているのかを判断出来ない様に感じます。

しかし、細かく言うと、ブロックチェーンにも管理者は存在します。

それは、ブロックチェーンに参加しているノード全てです。この様な構成を可能にしているシステムが、PoW(Segwit)です。

※Segwitに関しましては、最後に解説します。

以下の記事で、PoWの基礎を解説しておりますので、ご覧下さい。

PoWの仕組みを簡単に解説すると、ブロックチェーンに参加しているノードのCPUを使って、膨大な計算を行い、最初に正解を導き出したノードに、発言権を与えています(マイニング)。

そして、その発言を承認するノードが、全体の半数を超えた時、その発言は承認され、ブロックチェーン上に、取引データをまとめたブロックが生成されます。

このブロックは、過去のブロックと連鎖しており、改ざんするには、過去に生成された全てのブロックを改ざんしなければいけません。そして、過去のブロックを改ざんする際も、全体の半数を超えた承認が都度必要になりますので、実質、改ざんは不可能と考えられています。

この様に、ブロックチェーンは、国や銀行では無く、世界中のブロックチェーンに参加しているノードが管理者として役割を果たす事により成り立っているのです。

ビットコインの問題点

ブロック作成時間:約10分

しかし、革新的な技術に支えられているビットコインには、多くの問題が発生しているのが現状です。

今回は、多くの問題の中で、特に重要視されているスケーラビリティ問題について触れようと思います。

最初に結論を言うと、ビットコインは決済通貨であるにも関わらず、決済完了出来るのが遅いです。

その理由は、大きく分けると2つあります。

1つ目は、先ほど解説しましたPoWによる影響です。

ビットコインを支えているPoWでは、承認が出るのに、最低10分必要になります。これは、最初に正解を導き出したノードの発言が正しいのか、正しくないのかを多数決で判断する為です。

決済完了するまでに、約10分必要になる通貨を好んで使う方は少ないと思いますので、現状、BTCは決済通貨としての役割を果たせていないのが現状です。

ブロック最大容量:1MB

2つ目は、1ブロックに、BTCの取引データを保存出来る容量が最大1MBの為です。これは、ブロックチェーンの特性上、ブロックの容量を小さくする事により、皆で管理・保管する事を目指した為ではあるのですが、

(1).取引データ1MBに到達し仮のブロックを生成

(2).PoWによる承認が遅い

(3).その間にも取引は行われており、(1)が溜まっていく

酷い時は、承認されるまで何ヶ月も待つ事に・・・

 

この問題を、スケーラビリティ問題と呼んでおり、ビットコイン最大の問題点とも言われています。

ビットコインの今後はあまり明るく無い・・

ビットコインの最大の問題点、スケーラビリティ問題。

これを解決する為に、考えられている代表的な策は、

・ブロックサイズを大きくする

・Segwitを導入 ※2017年8月に導入済

になります。

 

しかし、

・ブロックサイズを大きくする

ブロックサイズを大きくすると、マイニングする際に必要になるマシンは、高性能必須に(計算するマシンパワーを上げなくてはいけない)。高性能の機械を保有するのは個人の力では中々難しいので、必然的に管理出来る側が集中する事になり、中央集権的になってしまう。

・Segwitを導入 ※2017年8月に導入済

Segwitを導入しようとした理由は、ビットコインの問題点の1つである、マリアビリティ問題を解決するのが目的でしたが、Segwitを導入する事により、「スケーラリビティ問題も解決出来るのでは?」と考えられていました。

マリアビリティ問題とは、ブロックの中に存在する署名データが、ブロックチェーンの不具合により、改ざん出来てしまう事です。

Segwitを導入する事により、ブロックの中に存在する署名データを、ブロックチェーン外に切り離し管理する事が出来る様になるので、間接的にブロックの容量に空きが出き、ブロックに保存出来るデータ量が増える為、解決案として挙げられていましたが、

・Segwitは、1度導入すると不具合などが発生しても、導入前に戻す事が出来ない

・Segwitを導入しても、ブロックサイズはそれほど変わらず、将来、利用者が増えた場合、また同じ問題が浮上する可能性がある

などの理由から、Segwit導入に、賛成・反対の声が別れました。

そして、反対派はビットコインからハードウォークし、ビットコインキャッシュ(BCH)を作りました。

ハードウォークとは、対象の仮想通貨に既存のルールを無視し、新しいルールを適用した通貨に分離する事を指します。

イメージは以下の図になります。

ビットコイン→ビットコインキャッシュの時代に!?

如何でしたか?

ビットコインを始めとする仮想通貨業界は、まだまだ成長途中の段階です。新しい技術が生まれる時に問題が発生する事は当たり前な事ではありますが、

個人的に、決済通貨として有力であったビットコインは、

・ビットコイン<ビットコインキャッシュ

に地位が変わるのでは無いかと考えています。

その理由については、以下の記事で書いておりますので、ご覧下さい。

答え合わせは、10年後にしましょう